2016年10月11日 18:27

▼夜間タクシー
最近は夜8時以降は、弟子屈・川湯ともにタクシーが利用できなくなっている。背景には利用者の減少とタクシー運転手の高齢化があるようで、代わりに代行運転の業者が活動している。観光、防犯、飲酒運転防止などの観点からも、川湯温泉街でも夜の足が確保できるようにすべきである。
▼教育
☆入学者が減っている弟子屈高校を存続させるためにも、最近ニーズが高まっている福祉関連の資格を取得できる福祉科を併設すべきだ。実現すれば町内の福祉施設にとって即戦力となる。
☆町立図書館の貧弱さは道東一と言ってもいい。NTTの電話局舎の一部をそのまま利用する状態はいつになったら解消されるのか。新設計画もまったく出てこない。いまの状態を恥ずかしいと思うべきだ。図書館建設計画を早急に町民の前に示してほしい。
☆外国人英語教師(ALT)は、教育員会での意味のない待機が多すぎる。せっかく招いているのだから、学校だけでなく、もっと自主性・やる気を持たせるようにして企業やサークルなどでの英語能力の向上などにも活用してほしい。先進地の例を研究すべきだ。
▼農業
弟子屈町でも離農者が止まらず人口減少の要因になっている。なかでも畑作農家は以前と比べて半数近くに減っている。この背景には市場経済一辺倒の政府の政策があるが、地元でもとれる対策があるはずだ。弟子屈町の畑作農家は酪農が大勢を占める釧根地方では数少ない存在であり、畑作農家に対する的確な営農指導とともに、この際、市町村を超えた提携・共同化ができるようはかるべきだ。
▼観光
☆道東中核空港の実現
増え続ける観光客の大半は、新千歳空港を核とする道央圏か新幹線による函館周辺だけを周遊し、道東にまで足を延ばす人は多くない。道東の魅力をもっと強く発信して集客を増やすとともに、中核空港を指定して現在のような中型機ではなく大型機が就航できるよう滑走路や離着陸設備の強化をはかるべきである。また格安航空(LCC)を積極的に誘致して多方面からの集客もはかるべきである。
☆温泉ビジネスホテルの実現
道東にもかなりのビジネスや工事関係の客が来ているが、現状の温泉ホテルは観光客向けのものであり、料金が高すぎ、深夜到着などは受け入れていない。ビジネス客が気軽に利用でき、しかも本当の温泉に入れる温泉ビジネスホテルを実現させるべきであり、採算面でも検討に値する段階にきていると考える。弟子屈地区にこれが実現すれば市街地活性化の起爆剤にもなるとも考えられる。廃業したホテルの再利用や、既存のホテルが部分的にそのような営業をすることも含めて検討すべきである。
☆道の駅「摩周温泉」に肝心の温泉施設がない。早急に整備すべきだ。場所がなければ、シャッター街となっている弟子屈市街地の真ん中に建設することも考えるべきだ。活性化の起爆剤にもなり得る。
☆観光用ヘリポート=旧弟子屈飛行場は、消防署の移設のほかは森林化が進められているが、ここに観光のためのヘリポートを併設してはどうか。ヘリ3機分程度の着陸帯と駐機場を望むことは無理だろうか。実現すれば空からの観光に役立つはずである。
☆釧路川カヌー客便宜施設の整備
釧路川のカヌーを利用する観光客が増え、最近は修学旅行の生徒も多く見られる。このカヌーには数十人の業者が従事しており、観光にも大きく寄与している。しかし乗降場所にトイレがなく、この整備が課題になっている。駐車場の整備とともに早急に検討すべきだ。
☆廃業・老朽化したホテルの建物の早期撤去
廃業・老朽化したホテルが無残な姿をさらしているのが、川湯温泉、摩周温泉ともに見られる。せっかくの風致を損ねイメージを暗くしているとともに、倒壊や落下などの危険性も高い。アスベストの漏出や観光客がけがをするような事故が起きてからでは遅い。町による代執行、助成金、所有者探しなど、あらゆる手段を緊急に講ずる必要がある。
☆屈斜路湖ヒメマス漁の規制
町が税金を投じて稚魚を放流しているヒメマスが初夏になると道央方面から来る業者によって大量に捕獲され、業者らは荒稼ぎをしていると聞く。これはなんとしても理解できない話である。こうしたヒメマス釣りに何らかの規制を設けるべきであり、現状を打開する方法を早急に検討すべきだ。
▼その他の産業
豊富な温泉源を生かして、温泉熱・地熱の利用や、酪農・肉牛農家から出るふん尿の有効利用であるバイオマス発電などの企業誘致をさらに積極的に進めるべきだ。
以上16項目
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